若元春　幕内初の福島巡業　故郷思い「頑張る姿見て」

大相撲夏巡業「楢葉場所」でひときわ大きな拍手を浴びた若元春
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　大相撲の夏巡業が4日、福島県楢葉町で行われ、福島市出身の関脇・若元春が幕内力士としては初めて県内の巡業に参加した。

　11年東日本大震災の原発事故で被害を受けた地域での開催に若元春は「一歩一歩（復興が）進んでいる。自分は（土俵で）頑張ることしかできないが、そういう姿を見ていただければ」と思いを口にした。

　公開稽古では霧島、豊昇龍の2大関から指名されるなど13番取って5勝8敗。名古屋場所で大関獲りはならなかったが「大関とは幕下の頃から稽古を長年やってきた。刺激ももらっているし、それを生かしたい」と話した。