小祝さくら首位スタート 地元・北海道連勝へ64 「上から分厚く」連続8バーディー

[ 2023年8月5日 04:40 ]

女子ゴルフツアー北海道meijiカップ第1日 ( 2023年8月4日    北海道 札幌国際CC島松C=6593ヤード、パー72 )

2番でティーショットを放つ小祝さくら
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 ツアー通算9勝で北海道北広島市出身の小祝さくら(25=ニトリ)が8バーディー、ボギーなしの64で回り、8アンダーで単独首位発進した。7月のミネベアミツミ・北海道新聞カップに続く「北海道2連勝」を視界に捉えた。腰のヘルニア摘出手術から約3カ月ぶり復帰の原英莉花(24=NIPPON EXPRESSホールディングス)は1アンダーの49位発進となった。

 北海道での2連勝へ好発進した。8個のバーディーを量産し、ボギーなし。唯一のピンチだったという15番も残り10ヤードの右ラフからPWでチップインバーディー。小祝は「まさか入るとは!」と笑顔で振り返った。実家から車で10分の距離。中学時代から回り、知り尽くしたコースに死角はなかった。

 心配していたショットも朝の突貫工事で修正した。前日まで当たりが薄く引っかけ気味の球が出ていた。キャディーと話し合い、修正に着手したのは試合直前だ。「高い球を打つイメージでしっかり上から分厚く当てることを意識しました。今日の朝、急きょやったんですけどそれが凄く良くて…」。効果はてきめんだった。

 7月の今季初勝利以降も2位、4位と好調が続く。前回はスープカレーがパワー源。今回は寿司とmeijiのチョコレートが楽しみと笑う。北海道特有の洋芝も苦にせず黄金世代でも国内最多勝利数を誇る道産子は「明日も新たな気持ちでプレーしたい」と意気込んだ。

 ≪英莉花復帰49位発進≫腰のヘルニア摘出手術を受け、約3カ月ぶりにツアー復帰した原は49位発進となった。前半はボギー先行も17、18番の上がり2ホールで次につながる連続バーディー。「目標(3アンダー)よりはいいスコアではなかったけど、最後2つ取れたのは良かった」と振り返った。パットでショートが目立ったのは試合勘の影響もあるが「後半はインパクトの圧も出球のスピードもあってきた」と手応えを口にしていた。

 ≪仁井ととのい67≫初Vを目指す20歳の仁井が3打差3位と好発進した。好調の秘訣(ひけつ)は大好きなサウナとかき氷で、2日前は完全予約制のかき氷店で桃ミルク味を堪能し「フワフワでもうやばかったです」と笑顔。一方、前日はサウナで「整えてきました」と明かした。北海道では珍しくサウナのような蒸し暑い気候も問題なし。67の好スコアに「パッティングの調子がいいのでそれがスコアにつながったと思う」と振り返っていた。

 ▼2位・鈴木愛 ショット、パットとも安定していた。フェアウエーも2回しか外してないですし、15番のバーディーが気持ち良かった。(15番で8メートルを沈めるなど6バーディー量産)

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