伯桜鵬 立ち合い課題も自然に土俵際へ追い込む相撲巧者

[ 2023年7月21日 04:39 ]

大相撲名古屋場所12日目 ( 2023年7月20日    ドルフィンズアリーナ )

<名古屋場所12日目>押し出しで阿炎(左)を破る伯桜鵬 (撮影・成瀬 徹)
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 【二所ノ関親方 真眼】19歳の伯桜鵬、大したものです。新入幕で初の三役戦。優勝経験もある阿炎を圧倒しました。

 相手のトリッキーな動きにも落ち着いて対応していました。一気に出すぎず、いい具合に圧力をかけながら勝負どころで出ました。自然に土俵際に追い込んでいるような流れをつくっていました。まさに相撲巧者といった内容。ただし、立ち合いで3回合わなかったのはいただけません。今後は立ち合いで勝負あったと思わせる力士になってほしいので、これからの課題です。

 現状は、通信簿でいえば5段階評価で「オール4」といったところでしょうか。そこからトップレベルの「5」になるもの、出足とかさばきの良さなど何か飛び抜けたものを習得すると、上位を脅かす存在になるでしょう。

 13日目は錦木との優勝を争う一番。左の相四つ。簡単に左がっぷりにならないことが重要です。右からの攻めを注目しています。(元横綱・稀勢の里)

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