ラグビー日本代表・ジョセフHC後任筆頭候補はエディー氏 南ア撃破15年W杯以来再登板か
日本ラグビー協会が今秋のW杯フランス大会後に退任する日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、53)の後任筆頭候補として、前任者で現オーストラリア代表HCのエディー・ジョーンズ氏(63)をリストアップしていることが30日、関係者への取材で分かった。同氏は日本が南アフリカを破るなど、歴史的3勝を挙げた15年W杯で指揮。第二の母国を再び率い、27年W杯オーストラリア大会に乗り込む可能性が出てきた。
次期ヘッドコーチ人事を巡っては、当初続投要請していたジョセフ氏の退任が決定的。日本協会が次期HC選考委員会で候補者を選定する中で、土田雅人会長と旧知の間柄で知られるジョーンズ氏をリストアップした。関係者によれば、リーグワンの東京SGでアドバイザーを務める同氏は今年4月にも日本に滞在しており、協会幹部が極秘に接触したもよう。その場で非公式の交渉が持たれた可能性もある。
3月6日に東京都内で行われたW杯開幕半年前の会見後、土田会長は次期指揮官像について「リーグワンや日本のことをよく知っている」「世界とのネットワークがある」と2つの条件を提示した。ジョーンズ氏は日本代表やサントリー(現東京SG)を指揮し、日本人の持つ特性を生かした指導法や戦術には定評がある。日本の他に母国オーストラリア、イングランド、南アフリカでも指導者経験があり、条件に合致するのは間違いない。
一方で最大ネックは、オーストラリア協会と結んでいる27年W杯までの現契約の存在だ。ただ6月初旬には英国のポッドキャストで「今回のW杯まで指導するだけだ。優勝すれば去るタイミングだし、もし負けても去るタイミングだ」と注目の発言を行った。豪協会はすぐさま早期退任を否定したが、同氏の意向が反映された発言だったものとみられる。
何より土田会長がサントリーで要職を務めていた時期に招へいしたのがジョーンズ氏で、現在も蜜月の関係は続いている。ラブコールを送り続けることで、事態が動く可能性がある。
いずれにしても次期HC決定までは難航が予想され、ジョーンズ氏の招へいがかなわなかった場合に備え、選考委員会では他の候補者もリストアップしているとみられる。W杯開幕まで69日。ポストW杯の動きも、にわかに本格化してきた。
▽15年W杯イングランド大会VTR 8月に日本協会が突然、W杯後にジョーンズ氏が退任することを発表し、本番に突入。初戦で世界ランク3位で優勝2度(いずれも当時)の南アフリカを34―32で破り、世紀の番狂わせを起こした。2戦目はスコットランドに10―45で大敗。3戦目でサモア、4戦目で米国に勝って3勝を挙げたが、総勝ち点で南ア、スコットランドに及ばず1次リーグ敗退。ジョーンズ氏は帰国会見で「新しいラグビーの歴史をつくった。選手は日本の新しいヒーロー」などと称えた。
【エディー・ジョーンズ】
☆生まれ 1960年1月30日生まれ、オーストラリア・タスマニア州出身の63歳。
☆家族 両親はオーストラリア人の父と、日系米国人2世の母。妻は日本人で、娘が1人。
☆競技歴 ポジションはフッカー。ニューサウスウェールズ州のクラブであるランドウィックでプレーし、同州代表にも選出されたが、国代表には届かず。92年に現役を引退。
☆指導者歴 プロコーチとしては96年に東海大で指導したのが初めてで、同年には日本代表のFWコーチも務めた。以後、国代表では01~05年にオーストラリア、12~15年に日本、15~22年にイングランド、23年から再びオーストラリアでヘッドコーチ。指揮官として3度のW杯を経験し、準優勝2回。
☆解任劇 各国代表やクラブで好成績を収めてきた一方で、激情家で知られ周囲とのあつれきもいとわないことから、これまで何度も解任劇を経験。05年にオーストラリア代表で、07年に豪レッズで、22年にイングランド代表で、いずれも成績不振を理由に解任された。
☆教え子 現日本代表ではFWのリーチや、プロップ稲垣、フッカー堀江、FB松島らと15年W杯で共闘。FB山中は15年W杯で代表落選も、最終選考段階まで厳しく指導した。
≪浦安のアッカーマンHCらも候補≫国内チームの指導者では、リーグワン2部浦安のヨハン・アッカーマンHC(南アフリカ)が候補に挙がりそうだ。国代表の指揮経験はないが、21年には旧トップリーグでNTTドコモ(現大阪)を5位に躍進させる手腕を発揮。BL東京のトッド・ブラックアダーHC(ニュージーランド)、東京ベイのフラン・ルディケHC(南アフリカ)のほか、日本人では横浜の沢木敬介監督もリストアップされる可能性がある。
≪主要スタッフ退任で土台作りに不安≫ヘッドコーチ交代で危惧されるのが、ジョセフ現HCが築き上げた過去7年間の“レガシー”の継承だ。特に世界屈指の戦術家で知られるアタック担当のトニー・ブラウン・コーチ、緻密な指導でスクラムを日本の武器にまで育て上げた長谷川慎コーチは、エディー体制となった場合、残留する可能性が極めて低い。主要スタッフの退任で次のW杯への準備を土台づくりから行う必要に迫られそうで、日本協会には対応が求められる。
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