ナゲッツがサンダーと指名権をトレード 2巡目指名の補強で経費節減へ

[ 2023年6月10日 09:09 ]

14年ドラフトの2巡目指名選手だったナゲッツのヨキッチ(AP)
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 NBAファイナルに出場しているナゲッツが今月22日のドラフトを前にしてサンダーと指名権に特化したトレードを成立させた。

 スポーツ専門局のESPNが9日に報じているもので、ナゲッツは29年ドラフトでの1巡目指名権を放出し、サンダーから今回のドラフトでの2巡目指名権(全体37番目)と24年の1巡目指名権を獲得。ナゲッツは22日のドラフトですでに2巡目(全体40番目)の指名権を持っており、そこにもうひとつの指名権が加わることになった。

 トレードの目的は補強面における経費削減。ニコラ・ヨキッチ(28)、ジャマール・マーリー(26)、マイケル・ポーターJR(24)ら主力選手の高額年俸(3人合計で9561万ドル=約134億円)を維持してぜいたく税(ラグジュアリー・タックス)を回避するには、ベテランの有力選手の補強が困難になると見られているため、コストのかからない2巡目指名選手でその“穴”を埋める方向に舵を切ったと見られている。ヨキッチも2014年ドラフトの2巡目指名選手(全体41番目)。ナゲッツは再び下位指名の“掘り出し物”を探すことで現チームの強化を図ることになった。

 一方、トレードの交渉相手となったサンダーは29年までに1巡目指名権を計15回保有。今季の先発平均年齢は21歳台だったが、その“若さ”は今後もしばらく続くことになりそうだ。

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