ラグビー横浜・デクラーク　PO準決勝で激突の王者埼玉へ先制口撃「めっちゃイージー」

プレーオフ前会見に出席した（左から）埼玉の松田、坂手、横浜の梶村、デクラーク（撮影・滝本　雄大）
Photo By スポニチ

　ラグビーリーグワンのプレーオフに向けた会見が24日、都内で行われた。レギュラーシーズン4位の横浜からは南アフリカ代表SHで“小さな巨人”ことファフ・デクラーク（31）が出席。準決勝（5月13日、秩父宮）で対戦する王者・埼玉へ“先制口撃”した。

　今季は第6節で対戦しており、デクラークが絡んだ意表を突くトリックプレーでトライを奪った。19―21で敗れたが、試合終了間際までリードし、昨季王者を苦しめた。再び仕掛けるか、との質問にデクラークは「（攻撃）オプションはたくさんある」とけん制。南ア代表でともにプレーする相手CTBデアレンデの勢いを止めることも重要なポイントだが「イージーね。めっちゃイージー」とニヤリ笑った。

　「トロフィーを勝ち取っていきたい」との思いで今季加入した19年W杯日本大会の優勝メンバー。トーナメントの勝ち方を熟知する策士が、下克上を狙う。

　≪5・14VS東京SG　東京ベイ・木田「ハットトリック」宣言≫レギュラーシーズン2位の東京ベイは、24歳のWTB木田が「ルーキーらしく強気なプレー選択でチームに勢いをつけたい」と抱負を語った。東京SG戦は今季2戦2勝だが「また違う雰囲気だと思うので、気を引き締めていく」と警戒。最終節の同戦で1トライもトライ王には2及ばず。悔しさをプレーオフでぶつけるため「（3トライを挙げる）“ハットトリック”をしてチームに貢献したい」と宣言した。