平井コーチの“カミナリ”で発奮 青木玲緒樹が好記録で世界代表内定 競泳日本選手権

[ 2023年4月5日 19:02 ]

競泳日本選手権第2日 ( 2023年4月5日    東京アクアティクスセンター )

<第99回日本選手権水泳競技大会 2日目>女子100メートル平泳ぎ決勝で優勝を果たした青木(撮影・河野 光希)
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 女子100メートル平泳ぎで、日本記録保持者の青木玲緒樹(28=ミズノ)が1分5秒89の好タイムで優勝し、7月の世界選手権(福岡)代表に内定した。

 決勝では前半50メートルを30秒74と、2番手以下を体一つ分リードして折り返した青木は、後半も粘って約1年ぶりに1分5秒台をマーク。「(世界選手権代表に)内定したので、ほっとした。決勝前のウオーミングアップが良かったので、不安なくレースができれば、タイムにつながると思った」と振り返った。

 実はレース5日前には、指導を受ける平井伯昌コーチから「めちゃくちゃ怒られた」という。直前合宿で「調子が上がっていないのはおまえだけだよ!」と怒鳴られ、一度は泣きながら荷物をまとめたというが、冷静さを取り戻して改善点を洗い出し修正。精神的にも立ち直り、「気持ちのコントロールができた」と話した。

 今大会は200メートル平泳ぎを残すが、夏の本番に向けては「国際大会では決勝で(力を)出せていない」と自身の課題を挙げる。上がりやすくメンタルも競技成績に直結するタイプだけに、「どううまくコントロールするか」と話した。

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