33歳入江陵介 100M背で10連覇も「ふがいない。タイムは遅い」8大会連続の世界水泳へ決意新た

[ 2023年4月5日 17:15 ]

競泳日本選手権第2日 ( 2023年4月5日    東京アクアティクスセンター )

<第99回日本選手権水泳競技大会 2日目>男子100メートル背泳ぎ決勝で優勝を果たした入江(撮影・河野 光希)
Photo By スポニチ

 世界選手権(7月、福岡)の日本代表選考会として行われ、男子100メートル背泳ぎ決勝は、予選を53秒99の全体1位で通過した入江陵介(33=イトマン東進)が53秒46で優勝。16年に自身が記録した200メートル背泳ぎに続いて10連覇を果たした。

 派遣標準記録(同種目は53秒74)を上回るタイムで頂点に立ち、8大会連続の世界選手権代表入りも内定。9日の全競技終了後に開かれる選考委員会で正式決定する。

 前半からのリードを守り完勝した入江は「正直タイムとしては遅いので、本当にふがいないなと。内定をいただいたということで、夏に向けてまたスタートかなと思います」と後半に伸びを欠いたレースを振り返った。

 10連覇の記録にも「日本で勝てても世界で勝負できていないと思うので、厳しい目を持ってやりたいと思います」と世界選手権に向けて決意を新たにした。

 16歳で日本代表デビューした入江は、世界選手権は09年ローマ大会から7大会連続の出場中。08年北京から4大会連続出場中の五輪と合わせて、12大会連続の世界切符を内定させた。今大会は200メートル背泳ぎにもエントリーしているが、メドレーリレーの選考にも関わる100メートルを重視。決勝を前に「いい練習を積めてスピードも上がっている。凄くワクワクして大会に臨めている」と語っていた。

続きを表示

この記事のフォト

2023年4月5日のニュース