昨年の春高バレー優勝の日本航空高 監督の体罰を謝罪、処分は厳重注意「今後起らぬように研修を充実」

[ 2023年3月16日 17:52 ]

日本航空高の謝罪文(日本航空高HPから)
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 山梨県の私立日本航空高校は16日、公式ホームページで、昨年の春高バレーで日本一になった男子バレー部で、監督による部員への体罰があったことを謝罪し、監督を厳重注意としたことなどを発表した。

 体罰問題を巡っては、文春オンラインが15日に、監督が選手に対し、ビンタ、胸を強く突くなどの暴行を行っている様子を収めた2本の動画を入手したと報道していた。

 同校はHPで「体罰に対するお詫び」と題し、篠原雅成校長名で「この度、本校の男子バレー部監督の体罰問題に関する報道がされております。多くの方にご心配、またご不快な思いをさせてしまいましたことを、心よりお詫び申しあげます」と謝罪。「2月19日の練習試合の日に行ったことであり、既に本人保護者への謝罪、監督への厳重注意、各公的機関への報告も済んでおり、また男子バレー部保護者への説明会も計画しております」と説明し、「今回の件を受けまして、このような事態を防げなかったことに対し、深く反省しますとともに、当該生徒に対してよりきめ細かな心のケアを実施してまいります。男子バレーボール部に限らず、教育における体罰が今後起らぬよう対策研修を充実させていく所存です。末尾に改めまして全ての方々にお詫び申し上げ、重ねて謝罪申し上げます」とした。

 選手に対して体罰を行った監督は、神奈川県川崎市出身。神奈川県の高校で主将兼エースとして春高とインターハイの2冠を達成し、国内最高峰リーグ所属の実業団でプレー。第1回Vリーグの優勝メンバーにも名を連ね、1998年に日本航空高の監督に就任している。

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2023年3月16日のニュース