日野RDにけん責処分 昨年10月末に飲酒トラブル 日本ラグビー協会が発表

[ 2023年3月16日 13:56 ]

日野レッドドルフィンズのユニホームに刻まれたチームロゴ
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 日本ラグビー協会は16日、昨年10月末に一部選手が飲酒トラブルを起こして無期限活動停止中のリーグワン2部・日野について、倫理及び処分規程に基づき、けん責処分とすると発表した。決定日は理事会で承認された15日付け。同協会が定める処分規程では、8段階のうち2番目に軽い処分となった。

 日本協会は岩渕健輔専務理事のコメントも発表。「リーグ及び協会への報告の遅延を含め、チームが取った一連の対応は、当協会の『倫理及び処分規程』に準じ処分を受けるに値するものであり、本件がラグビー界・スポーツ界の信頼へ与えた影響と責任を重く受け止め、当該チームに対してはその指導管理体制に猛省を促すものといたします」とした。

 処分公表を受け、日野も志賀得一部長名でコメントを発表。「いただいた処分については、重く受け止め、チームとしてどうすべきだったのか、今後このようなことを起こさないためにはどうすれば良いのかを改めて考え、実行してまいります」などとした。

 日野は昨年10月末の別府合宿中に、選手ら24人が同市内の飲食店に来店。うち7人が酒に酔った上でセクハラや物品破損などの不適切行為に及んだ上、2月初旬に一部週刊誌に報じられるまで、リーグや日本協会への報告を怠った。チームは2月3日から無期限の活動停止となり、公式戦出場も辞退。今月3日には入れ替え戦を含む今季全試合の出場辞退を発表し、来季は3部からの出直しが決まっている。

 チームは今後の活動方針について、志賀部長名で「関係各所と話し合いながら、検討を進めておりますので、方針が決定いたしましたら、あらためて皆様へご報告をさせていただく所存です」としている。

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2023年3月16日のニュース