埼玉のルーキー長田智希が2戦連続ウイング先発「役割やりきる」ラグビーリーグワン

東京SG戦で2戦連続でウイングでの先発が決まった長田智希
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　ラグビーリーグワンで開幕10連勝中の埼玉は9日、埼玉県熊谷市のグラウンドで11日の第11節・東京SG戦（東京・秩父宮ラグビー場）を控えて午後に約2時間の全体練習を行った。ルーキーで早大出身の長田智希（23）は前節の東京ベイ戦に続き、2戦連続で右ウイング（14番）での先発が決定。「自分の正規のポジションではないが、役割をしっかりやりきりたい」と意気込んだ。

　本来のポジションはセンターだが、2月26日の神戸戦で途中出場からウイングに入り、東京ベイ戦では後半にトライも挙げた。攻撃は不安なくこなす一方、守備については「チームのディフェンスシステム的にも、ウイングがめちゃくちゃ重要」と話す。今回の対面はリーグ屈指のスピードと決定力を誇るテビタ・リー。尾崎晟也、松島幸太朗と強力なバックスリーと対峙（たいじ）するだけに、「僕のテーマはディフェンス」と掲げた。

　ロビー・ディーンズ監督が「彼を休ませるために、私が個人練習から引っ張っていかないといけない時がある」と評すほどの練習の虫。この日も個人練習に30分以上の時間を費やしたが、長田自身は「あれは言い過ぎ（誇張し過ぎ）な部分がある。言うことは聞いてます」と苦笑いした。