【高校ラグビー】報徳学園 初V&3冠王手!!東京から進学の司令塔・伊藤を中心に圧倒

[ 2023年1月5日 13:58 ]

全国高校ラグビー大会準決勝   報徳学園26―12天理 ( 2023年1月5日    花園ラグビー場 )

<天理・報徳学園>前半 先制トライを決める報徳学園・長谷川諒(左)(撮影・成瀬 徹)
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 優勝候補のAシード報徳学園(兵庫)が春の選抜大会、夏の7人制大会に続く史上4校目の高校3冠に向け、6度の優勝経験を持つ古豪・天理を下し、初の決勝進出を決めた。

 高校日本代表候補8人を揃えるレベルの高い報徳学園の司令塔がSO伊藤利江人(3年)。父は元日本代表SOで現明大ヘッドコーチの宏明さん(47)。小学生のころから、そのラグビーセンスは注目され、「自分の目指すラグビーをしたい」と東京・千歳中から報徳学園への進学を決めた。1年から花園を経験したが、初挑戦は1回戦敗退、2年でも16強止まり。悔しさをバネに最後の花園にかけていた。

 先制は報徳学園。前半16分、敵陣22メートルライン付近のラックから伊藤が右展開を選択。スペースにWTB長谷川諒(2年)が切り込みトライを決めた。前半29分にはN0・8石橋チューカ(3年)がラックからのこぼれ球を拾い上げてトライ。前半で12点のリードを奪った。

 ハーフタイムで西條裕朗監督は「このままディフェンスから攻撃に繋げていこう」と指示。後半11分にトライを許し、5点差に迫られたが、必死のディフェンスで耐えると、後半21分には伊藤を中心にしたラックからの連続サイドアタックでプロップ木谷光(3年)のトライで天理を突き放した。後半終了間際にも長谷川が2本目のトライに成功した。

 ▼報徳学園・西條裕朗監督 選手がよく頑張ってくれた。決勝進出は初めてで感動している。FWを中心に決勝でも報徳らしいラグビーをしたい。

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2023年1月5日のニュース