レイカーズが“ジェームズ抜き”で3連勝 ウォリアーズは得意のホームでピストンズに敗れる

[ 2023年1月5日 15:33 ]

ヒートのヒーロをマークするレイカーズのシュルーダー(AP)
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 NBAは4日に各地で12試合を行い、レブロン・ジェームズ(38)を含む主力3選手を欠いていたレイカーズは、地元ロサンゼルス(カリフォルニア州)でヒートに112―109(前半52―48)で競り勝って今季3度目の3連勝。一時は“借金7”の状態だったが、ここ5戦で4勝目を挙げて17勝21敗として盛り返してきた。

 ジェームズは新型コロナではない病気で欠場し、アンソニー・デービス(29)とロニー・ウォーカー4世(24)は脚と膝の故障で離脱中。チームの得点1~3位の選手が不在(3人で計71・1得点)という危機的状況だったが、先発ガードのデニス・シュルーダー(29)が40分出場して3点シュートを7本中4本、フリースローを14本中12本成功させ、第4Qの14得点を含む今季自己最多の32得点をたたき出してチームの窮地を救った。

 レイカーズではデービスに代わって先発しているセンターのトーマス・ブライアント(25)が21得点と9リバウンド、ベンチから出たガードのラッセル・ウエストブルック(34)も21得点と8リバウンド、9アシストと奮闘。戦力的には不利だったものの、東地区全体8位のヒートに競り勝った。

 ヒートは20勝19敗。バム・アデバイヨ(25)が30得点と13リバウンド、ジミー・バトラー(33)が27得点をマークしたものの3連勝を逃した。

 昨季王者のウォリアーズは地元サンフランシスコ(カリフォルニア州)で東地区全体最下位だったピストンズに119―122(前半56―60)で敗れて20勝19敗。連勝は5でストップした。ホームの連勝も6で止まり、今季20戦で3敗目。自信を持っていたホームゲーム(ロードは3勝16敗)で足下をすくわれた。

 2日のホークス戦で54得点を記録していたクレイ・トンプソン(32)は30得点。第4Q残り2秒に同点の3点シュートをねじ込んだが、残り1秒からのプレーでピストンズのサディーク・ベイ(23)に3点シュートによるブザービーターを決められて競り負けた。

 左肩を痛めているステフィン・カリー(34)は10試合連続で欠場。勝ったピストンズは11勝30敗となり、ホーネッツと入れ替わって東地区全体最下位から脱出した。

 東地区全体3位だったバックスは敵地トロント(カナダ・オンタリオ州)でラプターズを延長の末に104―101(前半39―38、延長7―4)で振り切って25勝13敗。ここ4戦で3勝目を挙げ、この日ブルズに敗れたネッツと入れ替わって2位に再浮上した。

 2日のウィザーズ戦で自己最多の55得点を記録していたヤニス・アデトクンボ(28)は30得点、21リバウンド(今季自己最多)、10アシストで今季2回目のトリプルダブルを達成。敗れたラプターズはここ5戦で4敗目を喫して16勝22敗となった。

 <4日の結果>
グリズリーズ(24勝13敗)131―107*ホーネッツ(10勝29敗)
*キャバリアーズ(25勝14敗)90―88サンズ(20勝19敗)
*マジック(14勝24敗)126―115サンダー(16勝22敗)
*76ers(23勝14敗)129―126(延長)ペイサーズ(21勝18敗)
*ニックス(21勝18敗)117―114スパーズ(12勝26敗)
バックス(25勝13敗)104―101(延長)*ラプターズ(16勝22敗)
*ブルズ(17勝21敗)121―112ネッツ(25勝13敗)
*ティンバーウルブス(18勝21敗)113―106トレイルブレイザーズ(19勝18敗)
*ペリカンズ(24勝14敗)119―106ロケッツ(10勝28敗)
ピストンズ(11勝30敗)122―119*ウォリアーズ(20勝19敗)
*レイカーズ(17勝21敗)112―109ヒート(20勝19敗)
ホークス(18勝20敗)120―117*キングス(20勝17敗)
 *はホームチーム

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