体操フリースタイル女子・山本が日本人メダル1号「銀」 ノーミスの会心演技で予選から得点を3点アップ

[ 2022年10月17日 04:00 ]

<第1回世界パルクール選手権最終日>フリースタイル女子予選で演技する山本華歩。左下では近藤凪紗、泉ひかりが見守る
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 パルクール世界選手権最終日は16日に2種目の決勝などが東京・有明アーバンスポーツパークで行われ、技の難度や出来栄えを争うフリースタイルの女子で山本華歩(32)が25・0点で銀メダルを獲得。28年ロサンゼルス五輪での採用を目指す新種目の第1回大会で日本人メダル1号となった。近藤凪紗(21)は7位。障害物を乗り越えてゴールまでのタイムを競うスピード男子の日本勢は予選を突破できなかった。

 予選を3位で通過した山本は、決勝で冒頭の後方宙返り1回ひねりの前に前方宙返りを加え、連続技にすることを決断。これを見事に決めて勢いに乗ると、最後までミスのない会心の演技で予選から得点を3点アップさせ、表彰台を確保した。運動不足解消のために大学1年で始めたパルクール。それから14年、初めて開催された世界選手権に名を刻み、「若い選手に勇気を与えることができたならうれしい」と笑顔を見せた。

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