オコエ桃仁花「言葉を大切に。心を大切に」7日に人種差別DM被害告白

[ 2022年9月9日 07:00 ]

オコエ桃仁花
Photo By 代表撮影

 バスケットボール女子の東京五輪銀メダルメンバー、オコエ桃仁花(23=富士通)が8日、自身のツイッターを更新した。

 「お母さんとお父さんが出会い、今私はここにいる。誰に何を言われようとも、どんな肌の色をしていても、私は愛される価値がある。目の前のあなたも、横のあなたも、誰かの大切な人。言葉を大切に。心を大切に。」

 日本とナイジェリアと2つのルーツを持つオコエ。7日には自身のインスタグラムのストーリーズで、自身に寄せられた人種差別というべき卑劣な内容のダイレクトメッセージ(DM)を公開した。「こんなのよくくるけど もう、心が麻痺するくらい慣れたよ」とする一方で、「無視しろ、かまうな、相手にすんなよ。でも私たちがこのようなDMが日常的によく、送られてくるのが現状です」とし、「これからの子供たちにそんな思いをしてほしくない。自分のためではなく、これからの多国籍を持つ子供たちが同じ思いをしないために発信してます」と説明していた。

 この日の投稿を「皆様からの温かいメッセージに、日本人であることに誇りをかんじます。ありがとう」と結んだオコエ。22日にオーストラリア・シドニーで開幕する女子ワールドカップ(W杯)に出場する。

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2022年9月9日のニュース