奈良出身の木下稜介が地元Vを射程!ジュニアスクール講師のプライド見せた

[ 2022年9月9日 17:00 ]

日本、韓国、アジアツアー共催  シンハンドンヘ・オープン ( 2022年9月9日    KOMA CC(7065ヤード、パー71)優勝賞金2386万4400円 )

<シンハンドンヘ・オープン第2日>8番、ロングパットを決め、ガッツポーズする木下稜介(撮影・岸 良祐)
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 地元奈良県出身で34位から出た木下稜介(31=ハートランド)が8バーディー、2ボギーの65で回り、通算9アンダーで2日目を終えた。今年から「奈良県ジュニアゴルフスクール」の講師を務め、教え子も応援にかけつけた一戦で地元Vを射程にとらえた。

 木下には「講師」としてのプライドがあった。インスタートの15番までにボギーが先行する展開も、16番のバウンスバックで息を吹き返す。「気持ちが楽になってリズムが良くなった」。そこから怒とうの4連続バーディーで波に乗る。コースから車で50分の奈良・王寺町出身。地元Vは十分圏内だ。

 今年から自身が1期生だった「奈良県ジュニアゴルフスクールの講師」に就任。この日は年数回、指導する教え子も応援に駆け付けてくれた。木下も少年時代に地元の大先輩、谷口徹から指導を受けた思い出がある。「あの子たちがプロになるまで生き残る。それがモチベーション」と言った。

 初日は実家から通ったが、この日は当初7時スタート予定だったため、コース近くのホテルに宿泊し、4時に起床。だがコース到着後に降雨によるコース復旧のため、スタートが90分も遅れる事態に遭遇。「影響はかなりありました」と苦笑したが、それでも奮い立ったのはかわいい教え子たちの熱視線があったから。「優勝する姿を見せたい」と意気込んでいた。

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2022年9月9日のニュース