丸山茂樹の長男・奨王がプロデビューへ!「将来、父と同じ土俵に立てるように頑張りたい」

[ 2022年8月17日 14:31 ]

プロデビューする丸山奨王(左)と練習を見守る父・茂樹
Photo By スポニチ

 国内男子ツアー「長嶋茂雄招待セガサミー・カップ」は18日、北海道ザ・ノースカントリーGCで開幕する。日米ツアー13勝の丸山茂樹(52=セガサミーホールディングス)の長男・奨王(しょうおう、登録名ショーン、22)がプロ転向後初めてレギュラーツアーに出場する。この日も父の見守る前で入念に調整。「楽しく自分のベストを尽くすだけ」と意気込んだ。

 偉大な父の背中を追って、丸山奨がついに「プロ」として1歩を踏み出す。この日の練習でも6月に卒業した名門UCLA(カリフォルニア大ロサンゼルス校)のキャップ、シャツ姿で豪快なショットを繰り返した。1メートル73、67キロと細身だが、1Wの飛距離は300ヤードを越え、幼少期から鍛えられたショートゲームは父親譲りだ。帰国後も週に1度は父とラウンドする。「リズムを良くしろ、と言われます。悪くなるとパターなどがクイックになるのでリズムは大切にしたい」と話す。

 16歳で「ウェストジュニア選手権(シカゴ)」に優勝するなど輝かしい実績も道のりは平坦だったわけではない。UCLAでの4年間はケガとの戦いだった。腰痛、左手首の手術などに苦しみ「大学でうまくなるはずが、逆に下手になってしまった」と振り返る。今でも両腕にテーピングが目立つ。それでもプロゴルファーへの道はあきらめられなかった。「ジュニアの頃からずっとやってきて何もせずあきらめるのは嫌だった」と話す。当然、父も背中を押してくれた。

 将来の目標を聞かれると「父がPGAで3勝してるので同じ土俵に立てるように頑張りたい」と照れくさそうに笑った。今後はまず日本でQT(予選会)を受け、レギュラーツアーへの本格参戦を目指す。いつかは米国で父と同じ舞台へ。アマ時代の18、19年に2度出場経験ある「長嶋茂雄招待セガサミーカップ」でレジェンドの長男がプロデビューを果たす。

続きを表示

2022年8月17日のニュース