【羽生結弦、語る SP会見編(2)】「個性を出すことがフィギュアスケートの魅力的なところ」

[ 2021年3月26日 09:18 ]

フィギュアスケート世界選手権第2日 ( 2021年3月25日    スウェーデン・ストックホルム )

<世界フィギュア第2日>男子SP、演技をする羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
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 男子SPで14年ソチ、18年平昌と五輪連覇の羽生結弦(ANA)は、106・98点をマークして首位発進した。演技後、上位3人によるオンライン会見に臨んだ。

 ――全日本選手権と比べてどうだったか
 「もちろん、全日本よりもリラックスしているところもあり、逆に全日本よりも緊張しているところがありました。というのも、やはり世界選手権だからこそ、ほんとにたくさんのスケーターがベストの演技をしてくると思って、緊張してやりましたし。また、隣に座っているネーサン選手も、優真選手もほんとにいい演技をされていたので、あの、自分のベストをしっかりぶつけようと思ってショートを滑りました。ただ、このショートプログラムの意味は、僕にとっての一番大きな意味は、やっぱりみなさんが楽しんでいただけることだと思うんで、ぜひ記者のみなさんも楽しんでいただけていたらなと思っています」

 ――今回は納得の演技だったか、きょうの演技に込めたメッセージは
 「演技内容自体には満足しています。ただ、もっと良くできたところは多々あると思うんですけれども、非常にこの曲自体が持っているエナジーだとか、振り付けだとかそういったものを出し切れたかなというふうに思っています。以上です、ありがとうございます」

 ――コロナ禍でフィギュアとの関係は変わったか。また、男性と女性の選手の滑りの違いをどう感じるか
 「えっと、まず、このコロナにおいて考えていたのは、このショートプログラムで曲のテーマを変えたように、やっぱり何か会場じゃなくても、見ている方々に何かが感じられるようなものにしたいっていうことをとても強く思ったことです。また、僕にとって今回、コーチがいますけれども、コーチがいない状況での練習がすごく続いたので、それもまた僕とスケートのつながりをより強くしたと思います。え~、また、女子と男子のスケートの違いについては、もちろん、その繊細さだったり、パワフルさだったり、いろんなものが違うとは思います。ただ、そのそれぞれのスケーターが素晴らしい個性を持っていて、その個性を出すことがフィギュアスケートのすごく魅力的なところだと思うので、全スケーターがみんな違うと僕は思っています」

 (会見の最後にテレビ東京が指名されるが、反応はなく、羽生はゆらゆらと体を揺らす)

 「ありがとうございました、Thank you so much」」

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