白鵬 復活目指す春場所 10年ぶり東京で迎える誕生日「3・11」に「不思議な節目」

[ 2021年2月23日 05:30 ]

炎鵬に胸を出す白鵬
Photo By 代表撮影

 大相撲初場所前に新型コロナウイルスに感染した横綱・白鵬(35=宮城野部屋)が22日、東京都墨田区の宮城野部屋で今年初めて報道陣の取材に応じた。すでに相撲を取る稽古を再開しており、4場所ぶりの出場を目指す春場所(3月14日初日、両国国技館)へ前向き。10年ぶりに東京で迎える「3・11」に、特別な思いも語った。

 部屋の上がり座敷でストレッチをしていた白鵬が若い衆に声を飛ばす。「ぶつかり稽古は一番きつい稽古。胸を出す方もしっかり声を出して、気持ちを盛り上げて」。体をほぐすと四股を踏み、ぶつかり稽古では炎鵬に胸を出した。「ぶつかり、弱くなったか。でも太腿は太くなってきたな」。第一人者が元気な姿を見せた。

 新型コロナ感染で入院したが、嗅覚と味覚の軽い異常だけだったことを説明。すでに稽古では相撲も取ったようで「(感覚は)戻りました」と言い切った。同じく復活を目指す横綱・鶴竜が合同稽古で相撲を取ったことに「やっぱり自分もという気持ち」と刺激を受けており、23日以降、自身も途中参加する意向も示した。

 新型コロナ下で、春場所は初めて東京開催となる。「誕生日を東京で迎えるのは10年ぶり。震災の時以来だから。不思議な節目」。東日本大震災が起きたのは、八百長問題で場所が中止となった2011年、26歳の誕生日だった3月11日だった。「実際に(被災地へ)行った時、相撲が分かる子が8歳や10歳。もう高校、大学生なわけでしょ。そういう子たちの声を聞いてみたい」と話した。

 被災地へ思いをはせ「いい結果を出して、今でも“横綱が頑張ってるんだ”というのを見せられれば」と、復活を期す春場所へ気持ちを高ぶらせた。本土俵の元気な姿を見せることで「私たちも頑張らないといけない、という励みになってくれるんじゃないかと思う」と話し、静かに闘志を燃やしていた。

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