女子バスケ代表・吉田「1年は長い」再引退も 五輪延期でショック大きく…32歳揺れる思い

[ 2020年6月13日 05:30 ]

五輪延期で2度目の現役引退を考えている吉田(左)
Photo By スポニチ

 バスケットボール女子WリーグのJX―ENEOSを5月に退団した吉田亜沙美(32)が2度目の現役引退を決断する可能性が出てきた。12日に取材に応じ「この先どうするか、答えが出ていない。五輪に向けてやるのか、このまま引退するのか悩んでいます」と胸中を吐露した。19年3月に一度は引退したが、東京五輪を目指して同年9月に現役復帰。半年間のブランクを埋めて、日本代表にも約2年ぶりに復帰していた。

 主将を務めた16年リオ五輪に続く、2大会連続の五輪出場が見えてきたところで東京五輪の1年延期が決定。ショックは大きく「年齢を考えると1年は長い。体力面もパフォーマンスも落ちる可能性があり、精神的にも難しい部分がある」とキャリアについて自問自答する日々が続く。Wリーグのプレーオフ中止が決まった3月下旬以降は体を動かしていないが「焦らずに後悔のない決断をしたい」と決断期限を設けずに熟考する。

 ◆吉田 亜沙美(よしだ・あさみ)1987年(昭62)10月9日生まれ、東京都出身の32歳。東京成徳大高から06年にJOMO(現JX―ENEOS)に入団。1年目から主力として活躍し、リーグ12連覇に貢献した。高校3年時に日本代表デビューし、16年リオ五輪は主将として8強進出。ポジションはガード。コートネームは流(りゅう)。身長1メートル66。血液型はA。

続きを表示

2020年6月13日のニュース