NFLの大スターが公園から「退場処分」 QBブレイディーにタンパ市がダメ出し

[ 2020年4月21日 15:50 ]

公園から「退場」を命じられたNFLバッカニアーズのブレイディー(AP)
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 ペイトリオッツ時代にスーパーボウルで6回優勝し、MVPにも4回輝いたQBトム・ブレイディー(42)に対し、フロリダ州タンパの市職員が公園からの“退場”を命じた。

 ブレイディーはこのオフ、20シーズン在籍したペイトリオッツを退団し、タンパを本拠にしているバッカニアーズに2年、5000万ドル(約54億円)で移籍。しかし新型コロナウイルスの感染拡大でなかなか練習を行えず、閉鎖されていたタンパ市内の公園で1人でトレーニングをしていたとみられている。その姿を市内を巡回している女性スタッフが発見。20日にジェーン・キャスター市長が定例会見の中で「ブレイディー本人とわかったうえで、公園から出て行ってもらった」ことを明らかにした。

 もっともタンパ市側はNFLの大物選手の移籍を大歓迎。市の公式サイトでは「トム・ブレイディーさん、ごめんなさいね。私たちのチームはあなたのプレーと、この町に笑顔が戻るのを待ちきれません。だからそれまでどうぞSTAY・SAFE、STAY・HOME」と書き記していた。

 ブレイディーはマサチューセッツ州ボストンからタンパに引っ越したが、新居は大リーグ元ヤンキースの遊撃手で、現在マーリンズの最高経営責任者となっているデレク・ジーター氏(45)から借りたマンション。なお20日現在で、フロリダ州の感染者は米国の各州では8番目に多い2万6660人で死者は789人を数えている。

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2020年4月21日のニュース