東京五輪“再延期論”に反論 英国識者「準備の期間はまだ15カ月ある」

[ 2020年4月20日 05:30 ]

 新型コロナウイルスの感染拡大で来年の開催も危ぶむ声が出てきた東京五輪について、12年ロンドン五輪で公衆衛生ディレクターを務めたブライアン・マクロスキー博士(英国)は18日、再延期を検討するのは時期尚早との見方を示した。

 英BBC放送(電子版)が17日、「ワクチンが開発されない限り五輪開催は現実的ではない」というエディンバラ大のデビ・スリダハース教授の見解を紹介した。しかし、公衆衛生と感染拡大防止の専門家であるマクロスキー氏は「21年五輪へ向けた計画と準備の期間はまだ15カ月ある。開催が現実的でないと言うのは時期尚早」と反論し、「ワクチンがあれば凄く役に立つが、たとえなくても安全な五輪を開催できるような他の対策は検討できる。挑戦にはなるが、できないと言うのは早すぎる」と主張した。

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2020年4月20日のニュース