元ウォリアーズのボーガットが引退か? 東京五輪延期で決断

[ 2020年4月20日 08:35 ]

昨夏のW杯でオーストラリア代表として出場したボーガット(AP)
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 昨年に開催された男子バスケットボールのW杯中国大会で4位となったオーストラリア代表のセンターで、2015年のNBAファイナルでウォリアーズの優勝に貢献したアンドリュー・ボーガット(35=213センチ、118キロ)が現役引退を示唆した。

 ボーガットは母国の国内リーグでプレーし、東京五輪を目指していたが、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で大会は1年延期。AP通信の取材に答えた同選手は「練習はあまりしていない。2人の子どもたち(2歳と3歳)におやすみのキスをすることをずっと受け入れている」と引退に気持ちが傾いていることを明らかにした。5月中旬までに決断するという意思を示しており、今夏に開催されていれば東京五輪の舞台に立っていたであろうNBA選手が1人、代表メンバーから姿を消す可能性が出てきた。

 ボーガットは米ユタ大から2005年のNBAドラフトで全体トップでバックスに指名されてNBA入り。ディフェンス力には定評があり2011年にはブロックショット部門でリーグ1位(1試合平均2・58)となった。2012年にウォリアーズに移籍。2015年のファイナルではステフィン・カリー(32)、クレイ・トンプソン(30)、ドレイモンド・グリーン(30)らとともにファイナル制覇を達成していた。

 NBAでは計5チームで706試合に出場して平均9・6得点、8・7リバウンド。ここ2シーズンはオーストラリアのシドニー・キングスでプレーしていた。

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2020年4月20日のニュース