柔道男子 大野に“レジェンドの魂”伝授 64年東京金「昭和の三四郎」岡野功氏が技術指導

[ 2019年12月25日 05:30 ]

岡野氏からアドバイスを受ける大野(右)=撮影・西海健太郎
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 柔道日本男子は24日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで強化合宿を公開し、1964年の東京五輪中量級で金メダルを獲得した岡野功氏(75)の技術講習を受けた。“昭和の三四郎”の異名を取った同氏は、約1時間半にわたり「崩し」の技術や五輪への心構えを指導。講習後、マンツーマンで会話を交わした73キロ級の大野将平(27=旭化成)は「圧倒的な達人感のある方。私の柔道の最終地点」と自身にとって理想像であることを明かした。

 岡野氏は中量級でありながら五輪、世界選手権、体重無差別で争われる全日本選手権の3冠を達成した。大野も「現在のルールでは(中量級には)厳しいが、懲りずに挑戦する」と再び全日本選手権に挑戦する意向を明言。岡野氏も「全面的に手伝いをしたい」とサポートを約束した。

 もちろんまずは、来年の東京五輪での2連覇が先決。「柔道界は五輪だけで評価される」と言い切り、来年2月の代表選考大会へ気合を入れた。

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