組織委とNEC 五輪初の本格的顔認証システム導入、効率化へ

[ 2018年8月8日 05:30 ]

2020年東京五輪・パラリンピックでNECが導入する顔認証システム=7日午前、東京都千代田区
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 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会とNECは、五輪史上初の本格的な顔認証システムの導入を発表した。選手やスタッフなど30万人以上の顔情報をID申請時に事前に登録。専用の端末にIDをかざすとカメラが瞬時に顔を照合し、特に立ち止まる必要もなく通過できる。

 NECの担当者は「証明写真レベルであれば十分」と語り、認識率は99・7%だという。従来のスタッフの目視による認証に比べ、同じ時間で2・5倍の人数を処理することができ、短縮した時間と要員は荷物検査に振り分けて効率化を図る。一般の観客には顔認証は用いられない。

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2018年8月8日のニュース