白鵬 夏巡業を離脱 右膝の状態を確認するために病院へ「手術するかもしれないし、今のところは何とも…」

[ 2018年8月8日 16:32 ]

白鵬は今回の夏巡業で、ゴムチューブを使ったトレーニングなどで軽めの調整が続いていた
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 大相撲の横綱・白鵬(33=宮城野部屋)が8日、東京都渋谷区の青山学院記念館で行われた興行の終了後に夏巡業を離脱した。7月の名古屋場所で痛めた右膝が思うように回復せず、患部の状態を確認するために病院に向かった。

 「明日(9日)抜けて明後日(10日)に戻ってきたいと病院の先生には話した。けど、膝が曲がらないという状態になった場合、(巡業を離れるのが)1日では足りないかもしれない」と話した。

 白鵬は名古屋場所2日目に支度部屋で足を滑らせ、踏ん張った際に右膝を負傷。「右膝蓋腱損傷、右脛骨結節剥離骨折の疑いで2週間の安静を要する」との診断書を相撲協会に提出して、4日目から途中休場した。夏巡業は最初から参加したが「ずっと違和感があった」という。薬を服用している影響で「(じん帯の)柔軟性がなくなっている。力を出せるように稽古すると、もっと悪くなる」という状態で、土俵上での稽古はできず、取組からも外れていた。

 「検査は名古屋場所中にやった。治療があってるかどうか。最新の治療をするかどうか。手術するかもしれないし、今のところは何とも言えない」。左膝を負傷した時は内視鏡手術を受けたが、メスを入れる可能性もあるという。「ここでメスを入れるかどうか。5年、10年、頑張るなら違うけど。切ったらどうなるか。次の秋場所は休んで、九州で復帰できたら」と話した。

 「(離脱は)ケガだけど申し訳ない。2横綱(鶴竜、稀勢の里)に託したい」と無念の表情で会場を後にした。

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2018年8月8日のニュース