バドミントン福島・広田ペア「引き抜きではなく、押しかけ」移籍説明文を発表

[ 2018年5月9日 18:00 ]

福島(左)広田ペア
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 バドミントン女子ダブルス世界ランキング3位で、5月1日付で再春館製薬所から岐阜トリッキーパンダースへ所属を移した福島由紀(25)、広田彩花(23)ペアが9日、所属先を通じて「移籍説明文」を発表した。

 報道機関からの移籍についての質問に文章で回答するとし、移籍理由を「はっきり言うと、彰宏さんと東京オリンピックを目指すためです」と、再春館製薬所の元監督で現在、岐阜トリッキーパンダースのスタッフの今井彰宏元氏(48)の指導を受けるためだと説明した。

 社会人になって日本代表に入るまでの約5年間、今井氏とともに歩んできたとし、「東京オリンピックは初めは遥か彼方でしたが、彰宏さんが励まし続けてくれました。この約5年間の土台の上に今の私たちがあります。日本代表の朴監督やコーチの皆様からのご指導ももちろん大きいです。しかし、今の日本代表には世界トップクラスのペアがたくさんいます。仲間であり、強いライバルでもあります。一歩上を行くには、彰宏さんのサポートが必要なのです」(原文のまま)と今井氏の必要性を強調。昨年、今井氏が再春館製薬所の監督を解任された際は、再春館製薬所の西川会長に「彰宏さんが再春館を 辞めたら自分たちも辞める」と伝えたという。

 2人は「『彰宏さんの移籍先のチームで、一緒に東京を目指す。』それしか私たちには考えられませんでした」と移籍を決意した胸中を吐露。今年3月初め、今井氏に会って自分たちを引き受けてくれるよう頼んだとし、「『引き抜き』ではなくて『押しかけ』です」と主張した。そして、「私たちにはこの道しかない。後悔したくない。そう思って前に進みました」と強い決意を示した。

 福島は熊本県八代市、広田は同県和水町の出身で、ともに高校卒業後はルネサス(熊本市)に所属。15年に再春館製薬所がチームを引き継いだ以降も主力ダブルスとして国内リーグ優勝などに貢献。2017年に世界を転戦する日本A代表に入り、昨年は世界選手権とともにスーパーシリーズファイナルでも準優勝し、2020年東京五輪のメダル候補として期待されていた。しかし、今年2月に今井氏が再春館製薬所を退社し、岐阜トリッキーパンダースのスタッフになることが決まると、2人も追随する形で退社届を提出した。

 今井氏を巡っては現在、混乱が続いており、再春館製薬所は、今井氏が同社の監督時代に行っていた金銭的不正行為について、日本協会に告発状を提出。今井氏は2月に同社を退社した理由として「パワハラによるうつ病」を主張している。

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