高山佳小里 無欲3位で初メジャー切符「実感わきません」

[ 2018年5月9日 05:30 ]

全米女子オープン日本地区最終予選 ( 2018年5月8日    茨城県 大利根CC 東コース=6678ヤード、西コース=6676ヤード、いずれもパー72 )

招待状を手にVサインをして喜ぶ高山香小里
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36ホールで行われ、高山佳小里(かおり、24)が通算2アンダー、142の3位で初の海外メジャー出場権を獲得した。過去にツアー出場は1試合のみの選手が無欲で結果を残した。通算5アンダーでトップ通過の川岸史果(23=加賀電子)のほか、1打差2位の蛭田みな美(20=フリー)、通算1アンダーで4位の香妻琴乃(26=サマンサタバサ)も31日開幕の本大会(米アラバマ州ショールクリーク)の切符を手にした。

表彰式で主催者から招待状を手渡されても、高山は淡々としていた。「実感がわきません。2、3日したら出てくるかも」。これまでプロツアーは予選落ちした16年の大王製紙エリエール・レディースのみ。賞金ゼロの無名選手がワンチャンスをものにした。

 15年に日本女子プロゴルフ協会に単年登録しアマの資格を破棄した。その後はツアー出場権を懸けた予選会などで振るわず、今年のプロテストで不合格ならゴルフをやめる覚悟で臨んでいる。今回は「プロテストでどこまでできるか試したかった」と気楽な立場に徹したのが吉と出た。完全なミスショットがチャンスになるなどツキもあり2アンダーで3位。「余計なことを考えなかったのが良かった」と振り返った。

 人生初の米国旅行、そしてプロツアー2戦目が海外メジャー。「ショットが曲がらないのが長所なので、どれだけ通用するか楽しみ」と最後までリラックスムードで話した。

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