ロケッツが3年ぶりに西地区決勝へ進出 41得点のポールは自身初の準決勝突破

[ 2018年5月9日 12:04 ]

握手を交わすロケッツのポール(左)とハーデン(AP)
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 NBA西地区全体1位のロケッツは8日(日本時間9日)、地元ヒューストンで5位のジャズを112―102(前半54―46)で下して4勝1敗。クリス・ポール(33)がプレーオフ自己最多の41得点をマークして3年ぶり8回目の西地区決勝進出を決めた。

 昨オフにクリッパーズからロケッツに移籍したポールはNBA13シーズン目で初めて経験する地区決勝。第5戦ではフィールドゴール(FG)を22中13本、3点シュートを10本中8本成功させ、勝負どころの第4Qでは連続12得点を含む19得点を稼いでチームを引っ張った。自己最長となる12試合連続で2ケタを記録していなかったアシストも10。リバウンドを含めてチームの個人主要3部門ですべてトップの数字をたたき出して、準決勝シリーズにピリオドを打った。

 今季の得点王、ジェーズ・ハーデン(28)はFG22本中17本を失敗して18得点止まり。しかし先発したフォワードのPJ・タッカー(33)が5本の3点シュート(試投7本)などで19得点、センターのクリント・カペラ(23)もブロックショットを5つマークするなど、チーム一丸となった戦い方で勝利を収めた。

 ジャズは前半で2得点だった新人のドノバン・ミッチェル(21)が第3Qだけで22得点と大爆発。第3Q終了時点では3点のリードを奪った。

 ところがプレーオフで平均24・4得点を挙げていたミッチェルは第4Qの4分51秒に左足首を捻挫して無念のリタイア。ベンチから出たアレック・バークス(26)が22得点を稼ぐなど奮闘したが、土壇場で“エース”を欠く事態となった。

 ジャズは1回戦でポイントガードのリッキー・ルビオ(27)が太腿を痛めて準決勝シリーズは全休。デリック・フェイバース(26)も左足首、そしてルビオの代役として期待されたダンテ・エクサム(22)も第4戦で太腿を痛めてダウン。故障者続出で戦力がまとまらず、ロケッツの総合力に打ち勝つことはできなかった。

 <チーム記録>

 ▼FG成功率=ロケッツ(48・2%)、ジャズ(46・9%)

 ▼3点シュート成功率=ロケッツ(46・2%)、ジャズ(35・7%)

 ▼FT成功率=ロケッツ(82・4%)、ジャズ(76・2%)

 ▼リバウンド=ロケッツ(40)、ジャズ(41)

 ▼アシスト=ロケッツ(21)、ジャズ(24)

 ▼ターンオーバー=ロケッツ(10)、ジャズ(12)

 ▼速攻ポイント=ロケッツ(12)、ジャズ(9)

 ▼ペイント内ポイント=ロケッツ(34)、ジャズ(50)

 ▼ベンチスコア=ロケッツ(27)、ジャズ(31)

 <個人記録>

 ▼チーム最多得点=、ポール(ロケッツ=41)、ミッチェル(ジャズ=24)

 ▼チーム最多リバウンド=ポール(ロケッツ=7)、ゴベール(ジャズ=9)

 ▼チーム最多アシスト=ポール(ロケッツ=10)、ミッチェル(ジャズ=9)

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