栃ノ心9番7勝 「もうやめとけ」右肩の大事を取って途中終了

[ 2018年5月9日 13:28 ]

碧山(右)と申し合い稽古をする栃ノ心
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 大相撲夏場所(13日初日、両国国技館)で大関獲りを狙う関脇・栃ノ心(春日野部屋)が9日、東京都墨田区の出羽海部屋で出稽古を行った。小結・御嶽海(出羽海部屋)、幕内の栃煌山、碧山(ともに春日野部屋)と9番取って7勝2敗。痛めている右肩の大事を取って途中で稽古を切り上げた。

 「もうやめとけ」。栃煌山に寄り切られ、春日野親方(元関脇=栃乃和歌)から声が飛んだ。栃ノ心は「もう少しやりたかったですけどね」としながらも9番で申し合いを終了。立ち合いで栃煌山の強い当たりを右肩に受け、患部を痛めた模様だ。その後はてっぽうやすり足をこなし、申し合い終了後にはぶつかり稽古も行った。春日野親方は「本人はもっとやりたかったと思うけど、無理をさせない。夏場所?大丈夫ですよ。いい感じできている」と説明。あす10日も稽古を行うと明かした。

 栃ノ心の稽古の内訳は御嶽海と碧山にそれぞれ3勝0敗、栃煌山に1勝2敗。3日の稽古総見で12勝2敗と圧巻の強さを披露するなど状態の良さが光る。「膝も腰も大丈夫。下半身に不安がないことが大きい」と前向きに話し、「痛いとか言ってられないからね」と笑顔も見せた。

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2018年5月9日のニュース