中村匠吾 初マラソンでMGC出場権獲得 日本勢最高7位 びわ湖毎日

[ 2018年3月4日 14:40 ]

2時間10分51秒で日本人トップの7位に入った中村匠吾
Photo By 共同

 20年東京五輪の男女代表選考大会「マラソングランドチャンピオンシップ」(MGC)の選考会を兼ねた、びわ湖毎日マラソンが4日、大津市皇子山陸上競技場発着で行われ、初マラソンの中村匠吾(25=富士通)が2時間10分51秒で日本勢トップの7位に入り、MGC出場権を獲得した。マチャリア・ディラング(愛知製鋼=ケニア)が2時間7分53秒で初優勝した。

 スタート前の正午時点の気温が15度という厳しいコンディションの中、先頭集団は徐々に絞られていき、日本勢では15年世界選手権1万メートル代表の村山謙太(25=旭化成)も中間地点過ぎに脱落。その中で窪田忍(26)、藤本拓(27)のトヨタ自動車勢が先頭集団に残り、窪田は30キロ過ぎまでトップで集団を引っ張る。

 31キロで外国勢に抜かれて先頭集団から脱落した窪田は苦しそうな表情を見せ、36キロでは一般参加の“初代山の神”今井正人(33=トヨタ自動車九州)、中村に一気にかわされて日本勢トップの座を譲る。中村は38・5キロで今井を引き離し、さらに1人を抜いて日本人トップの8位に上がると、MGC出場権を目指して力走を続け、ぎりぎりでゴールに入った。今井は2時間11分38秒の9位(日本勢2位)、野口拓也(29=コニカミノルタ)は2時間11分48秒の10位(同3位)でMGC出場権には届かなかった。

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2018年3月4日のニュース