中垣内ジャパン 開幕2戦連続ストレート負け、仏に粘り実らず

[ 2017年9月14日 05:30 ]

バレーボールワールドグランドチャンピオンズカップ男子大会第2日 ( 2017年9月13日    愛知・ガイシプラザ )

<日本・フランス>第1セット、ブロックに跳ぶ石川(14)と山内(6)
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 世界ランク12位の日本は同9位のフランスに0―3のストレートで敗れ、開幕2連敗となった。第1セットを失った日本は、第2セットで柳田将洋(25=TVインガーソル・ビュール)らのスパイクなどで追い上げたが23―25で落とし、第3セットも勢いを止められなかった。日本は15日、大阪市中央体育館で同4位のイタリアと対戦する。

 2試合連続のストレート負けに、中垣内監督は肩を落とした。「全部勝つ」という指揮官の意気込みも、今季ワールドリーグ王者の実力の前にはかすんだ。

 エース石川の活躍に活路を求めたが、見せ場は多くなかった。「ブレークチャンスもあったのに点につなげられなかった」。第1セットでは自らのサーブミスで相手にセットを与えてしまうなど精彩を欠いた。腰の状態も万全ではない。医療スタッフからは、GOサインが出ているというが、本調子からは程遠かった。

 指揮官は「どこまで実力が向上したのか、この大会で明らかにしたい」としていたが、それを証明するために残されたチャンスは大阪での3試合しかない。石川は「やることはできているので、悪くはない」と前を向いた。

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