秋場所大ピンチ 高安は再出場しない方向 田子ノ浦親方「終盤に出るよりも…」

[ 2017年9月12日 09:52 ]

大相撲秋場所3日日 ( 2017年9月12日    両国国技館 )

<秋場所2日目>高安は自力で歩けず車いすで顔をしかめながら引き揚げる
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 秋場所が大ピンチだ。人気力士がまた脱落した。大関・高安(27=田子ノ浦親方)が12日、「右大腿筋群損傷 今後3週間の安静加療要する見込み」との診断書を日本相撲協会に提出し、3日目から休場することが決まった。休場は2015年秋場所以来2度目。

 また、幕内・宇良(25=木瀬部屋)も「右膝前十字じん帯損傷 本日より9月場所の休場を要する」との診断書を提出し、休場した。宇良の休場は初土俵以来、初めて。

 2人とも2日目に右足を痛め、取組後に車椅子で診療所に直行していた。

 高安の師匠、田子ノ浦親方は今後について「やったばっかりで、まだそこまで考えられないが」と前置きした上で、「終盤に出るよりも、ちゃんと治した方がいい」と、再出場しないことを示唆した。

 すでに白鵬、稀勢の里、鶴竜の3横綱と、幕内の碧山、佐田の海が初日から休場している。この日の2人を加えて、幕内力士7人が休場する非常事態になった。

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2017年9月12日のニュース