【玉ノ井親方・視点】高安は相撲内容悪すぎた　ケガにつながる危ない形

大相撲秋場所２日目   ○玉鷲―高安● （ 2017年9月11日    両国国技館 ）

＜秋場所２日目＞玉鷲（右）の押しを右足一本で踏ん張る高安
Photo By スポニチ

　高安は立ち合いでしっかり踏み込んでいくことよりも、差しにこだわったのが良くなかった。玉鷲はどんどん前に出てくるタイプ。先場所敗れていることもあって、四つ身にいこうとしたんだろうけど、差しにいく体勢が高かった分、右からうまくおっつけられてしまったね。

　最後は右足一本で踏ん張っていたけど、右足に全体重が乗って、ケガにつながりやすい危ない形だった。本人にすれば必死に取った結果、そうなってしまったんだろうけど、いずれにしても相撲内容が悪すぎたね。できれば、立ち合いでかち上げてから、もっと突き放して行った方が良かったかもしれない。今場所は優勝候補の一人だったから、痛めた右足がちょっと心配だね。　（元大関・栃東）