桃田 処分解除後初の団体戦で2勝 決勝T進出に貢献「体が動いてくれてよかった」

[ 2017年7月6日 19:50 ]

シャトルに食らいつく桃田賢斗
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 バドミントンの全日本実業団選手権は6日、秋田県立体育館で行われ、桃田賢斗(22=NTT東日本)が処分解除後初めて団体戦メンバーとして2試合に出場。シングルスでチームを勢いづける2勝を挙げ、決勝トーナメントに進出に貢献した。

 男子シングルスを制した全日本ランキングサーキットから約1ケ月。今度は団体戦に臨んだ桃田は、所属チームのために必死にシャトルを追った。「出だしは緊張したが、体が動いてくれてよかった」と振り返った。

 昨年の大会は違法賭博問題で欠場したため、シードではなく慣れない1次リーグからの登場となったが、須賀隆弘監督は「チーム全員で出場できる、新たに再スタートできる試合」と位置づけ、選手には試合に集中することを求めていた。

 桃田は「試合勘がまだない」と話すが、初戦のTOTO戦でシングルス1番手として出場した桃田は、2―0で圧勝。続くイチミヤグループ戦も危なげなくストレートで制した。

 桃田自身、団体戦には並々ならぬ強い気持ちで臨んでいるという。「昨年は会社や応援してくれる人に迷惑をかけたので団体戦は頑張らなければと思う。チームの目標は優勝。それに向かって全勝するつもりでチームに勢いをもたらしたい」と意気込んでいた。

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2017年7月6日のニュース