稀勢、稽古総見“無断欠席” 春日野広報部長が苦言「自覚持たないと」

[ 2017年5月3日 10:10 ]

横綱・稀勢の里
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 左上腕などを負傷している大相撲の横綱・稀勢の里(30=田子ノ浦部屋)が3日、東京・両国国技館で行われた横綱審議委員会の稽古総見を欠席した。

 4横綱の中で、稀勢の里だけが姿を見せなかった。春日野広報部長(元関脇・栃乃和歌)は「(欠席理由は)分からない」とし、同じ田子ノ浦部屋の高安には「こういうのはダメだよ。(欠席するなら連絡入れるように)師匠(田子ノ浦親方)に言っておいてくれ」と伝えたという。また、当の稀勢の里についても「自覚を持たないと。もう大関とは違うのだから、そういうことだよ」と手厳しかった。

 この日は一般公開。元横綱で相撲解説者の北の富士勝昭氏も「顔だけでも出さないとね。ちょっと見たかったね」と残念そう。それでも「無理して(患部を)ブチってやったら元も子もないから」と擁護していた。

 先場所途中休場し、前日には新たに右肩を負傷していることを明かした横綱・白鵬(宮城野部屋)は遠藤、貴ノ岩、正代の平幕相手に9戦全勝だった。

 3連覇が懸かる夏場所(14日初日、両国国技館)へ向けて2日に稽古を再開。しかし稽古は非公開となり、師匠の田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)は「(稀勢の里は)本調子じゃないし、稽古始めだし。金曜(5日)くらいまでは非公開にしたい」と説明していた。

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