スノボ竹内、転倒悔し7位「リスク冒した」攻めも変化対応できず

[ 2017年2月13日 05:30 ]

スノーボードW杯パラレル大回転 ( 2017年2月12日    韓国・平昌 )

女子パラレル大回転の決勝トーナメント1回戦で滑走する竹内
Photo By 共同

 女子ではソチ五輪銀メダリストの竹内智香(33=広島ガス)が準々決勝敗退で7位に終わった。五輪と同じく決勝トーナメントは2本の合計タイムで勝敗を決める試合方式。予選を7位で突破した竹内は、ソチ五輪金メダルのパトリツィア・クンマー(29=スイス)との準々決勝2本目に転倒して敗れた。家根谷依里(32=大林組)は26位だった。

 ソチ五輪決勝の再現のような展開だった。タイムの出る赤コースでの1本目、竹内は0秒06しか先着できなかった。クンマーに並ばれた2本目の終盤、「リスクを冒して攻めていった」緩斜面から急斜面への変化で転倒。メダリスト対決に敗れ、前戦に続く2戦連続の表彰台を逃した。

 それでもプレ大会としての手応えは十分に感じたという。雪は冷たく乾いて締まり、コースの全長はたっぷり560メートル。「雪質もコースの相性も自分にはいい」と歓迎した。左膝前十字じん帯の手術から復帰し、昨年末にはレース中に脳振とうを起こすアクシデントもあった。今もレース後に頭痛薬を服用するなど万全でない中での7位。「ケガをしてからは、ここにどう戻ってくるか想像できていなかった。これからは積み重ねていくだけ」と自信を得て5度目の五輪出場に向けたスタートラインに立った。

 ◆藤森5位 スノーボードのW杯は11日、カナダのケベックで男女のビッグエアが行われ、上位6人による女子決勝で藤森由香(アルビレックス新潟)は2回合計92・25点の5位だった。鬼塚雅(フリー)は練習で膝を痛めたため決勝を棄権して6位。広野あさみ(TJR)は予選落ちし、19位だった。男子の稲村奎汰(ムラサキスポーツ)も予選落ちで60位だった。

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