北島氏 世代交代喜ぶ「僕が世界記録を出した時と同じレーンで…」

[ 2017年1月30日 07:28 ]

競泳「KOSUKE KITAJIMA CUP」東京都選手権最終日 ( 2017年1月29日    東京辰巳国際水泳場 )

<水泳東京都選手権>最優秀選手に選ばれた池江璃花子と渡辺一平(右から2人目)は北島康介氏と笑顔で並ぶ
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 男子200メートル平泳ぎで、昨夏のリオデジャネイロ五輪6位の渡辺一平(19=早大)が2分6秒67の世界新記録で制したことを受け、同種目の元世界記録保持者、北島康介氏(34)は「僕が世界記録を出した時と同じレーンで記録を塗り替えて、その場に立ち会えて興奮した」と渡辺の快挙に声を弾ませた。

 この日は元五輪選手と組んだリレー対決のエキシビションで昨春の引退以来初めて泳ぐ姿を披露。その後に取材に応じたが、「バリューが違い過ぎるわ。世界記録が出てるんだぞ。(自分が泳いだことは)記事にならねえよ」と語り、後輩を称えた。

 北島氏は08年6月のジャパン・オープンでの同種目で2分7秒51の世界記録を樹立。今も東京辰巳国際水泳場のセンターレーン下のタイルには記念したプレートが張られているが、「僕のプレート消してください。(渡辺のプレートを)上に張り付けてください」と話し、「池江選手にしても本当に高いレベル。世界で勝負できる若い人が増えてきた」と世代交代を喜んでいた。

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