サントリー4季ぶり4度目Vに王手!8日、ヤマハ発△以下で決定

[ 2017年1月8日 05:30 ]

トップリーグ第14節   サントリー48―0東芝 ( 2017年1月7日    味スタ )

<サントリー・東芝>前半、この日2本目のトライを決めるサントリー・中づる
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 3試合が行われ、首位のサントリーが東芝に48―0で完封勝利を飾り、勝ち点を65に伸ばして4季ぶり4度目の優勝に王手をかけた。WTB中づる隆彰(26)が3トライを挙げて今季17トライとし、トライ王争いでも2位以下に4差をつけて初タイトルに王手をかけた。サントリーの優勝は、8日に2位のヤマハ発動機が近鉄戦に敗れるか引き分けた場合に決定。ヤマハ発動機が勝利した場合は、14日の最終節・神戸製鋼戦(ノエスタ)に持ち越しとなる。

 ボールを持てば、必ずトライを取り切る。この信頼感が好循環を生み、中づるが優勝を手繰り寄せる3トライを挙げた。

 最初のトライは前半8分。ターンオーバーから速攻を仕掛け、右ライン際でパスを受けると腰へのタックルを振りほどいて40メートルを独走した。同25分も速攻からSH流のダイレクトパスを受けて右隅へフィニッシュ。後半7分にも決定機でフィニッシュし「スペースがある時にボールをもらう回数が増えた。(トライは)チーム力が上がっている結果」と謙遜した。

 2年目の一昨年に通算10トライとプチブレーク。昨季は2試合の出場にとどまり、4年目の今季に大ブレークしたが、日々の取り組みに「大きな変化はない」という。全体練習の合間を縫ってのスピードトレーニング、鶏ムネ肉中心の食生活は入団以来継続。その成果と、早い段階でボールを大外へ回す沢木敬介新監督の戦術志向が合致し、大きな花を咲かせている。

 今季開幕日だった昨年8月26日に誕生した長男・歳久くん(4カ月)にも「父としていいところを見せたいので。(モチベーションとして)それはありますね」と話した中づる。1月14日、美酒に酔いしれる準備は整った。

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2017年1月8日のニュース