瀬古氏　陸連強化委入り　強化戦略プロジェクトのリーダーに

瀬古利彦氏

　あの名ランナーがマラソン復活を担う。

　日本陸上競技連盟は２日、都内で２０年東京五輪を見据えた強化委員会の新体制を発表した。これまでは短距離、長距離、マラソンなどブロックごとに強化を行ってきたが、東京に向けて種目ごとの強化へシフト。改革の目玉は新設された「長距離・マラソン強化戦略プロジェクト」だ。リオデジャネイロ五輪で入賞０に終わった日本を立て直すため、同プロジェクトのリーダーにＤｅＮＡ総監督の瀬古利彦氏（６０）が就任。強化方針や代表選考で、同氏が中心的な役割を務める。尾県専務理事は「いろんな視点からマラソンを見つめ、いろんな知識を持っている」と期待を寄せた。