サンダー 全勝対決制し開幕4連勝、ウエストブルック35得点

[ 2016年11月3日 15:50 ]

クリッパーズ戦で35得点を挙げたサンダーのウエストブルック(AP)

 NBAは2日に各地で10試合を行い、全勝同士の対決となったロサンゼルスでの一戦は、サンダーが85―83(前半49―41)で地元のクリッパーズを下して開幕4連勝。ラッセル・ウエストブルック(27歳)がターンオーバーを10回犯しながらも35得点をたたき出し、83―81で迎えた残り18・7秒には試合を決める3点シュートを成功させて勝利に貢献した。

 ウエストブルックは4戦を消化して得点(38・7=1位)、リバウンド(12・3=6位)、アシスト(11・7=2位)と3部門すべてで2ケタの数字をマーク。年間トリプルダブルを達成したのは1961年シーズンのオスカー・ロバートソン(当時ロイヤルズ=30・8得点、12・5リバウンド、11・4アシスト)ただ1人の1回のみだが、史上2度目の快挙に向けてウエストブルックが「歴史の扉」を開けようとしている。

 クリッパーズは3勝1敗。クリス・ポール(31歳)は15得点、11リバウンド、9アシストをマークした。

 リオデジャネイロ五輪に米国代表として出場したラプターズのデマー・デローザン(27歳)も好調。敵地ワシントンDCでのウィザーズ戦で今季2度目の40得点をマークし、113―103(前半54―46)での勝利に貢献した。チームは3勝1敗。デローザンの今季平均得点は36・3でウエストブルックに次いで2位につけている。

 ウィザーズは3戦全敗。ジョン・ウォール(26歳)は33得点、11アシストを記録したが、先発5人の平均出場時間が38・6分に達するなど、ベンチ勢の押し上げを欠く序盤戦となっている。

 セルティクスは地元ボストンでブルズを107―100(前半55―52)で退けて3勝1敗。センターのアル・ホーフォード(30歳)は脳振とうで欠場したが、ガードのアイゼイア・トーマス(27歳)が23得点、10アシストをマークし、ホーフォードの代役、アミール・ジョンソン(29歳)は昨季成功率が23・3%だった3点シュートを4本全部決めて23得点を稼いだ。

 ブルズは4戦目で初黒星。ジミー・バトラー(27歳)が23得点を稼いだが勝利にはつながらなかった。ドウェイン・ウェイド(34歳)は15得点、ライジョン・ロンド(30歳)は12得点、10リバウンド、5アシストだった。

 レイカーズはここまで全勝だったホークスを敵地アトランタで123―116(前半51―60)で撃破して2勝3敗。ディアンジェロ・ラッセル(20歳)が23得点、ベンチから出たルー・ウィリアムス(30歳)が18得点中16得点を第4Qに集中させて強敵をなぎ倒した。

 ホークスは3勝1敗。センターのドワイト・ハワード(30歳)が31得点、11リバウンド、ベンチから出たティム・ハーダウェイJR(24歳)は26得点を記録したものの、後半は56―72と後手に回った。

 <その他の結果>

ホーネッツ(3勝1敗)109―93 76ers(4敗)、ネッツ(2勝3敗)109―101ピストンズ(3勝2敗)、ロケッツ(3勝2敗)118―99ニックス(1勝3敗)、グリズリーズ(3勝2敗)89―83(延長)ペリカンズ(5敗)、ジャズ(3勝2敗)97―81マーベリクス(4敗)、サンズ(1勝4敗)118―115(延長)トレイルブレイザーズ(2勝3敗)

<4日のテレビ中継>

ウォリアーズ―サンダー=WOWOWライブ 11時30~

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