錦織 苦手デルポトロに初勝利!ストレート勝ちで準決勝進出

[ 2016年10月29日 03:10 ]

準決勝に進出しガッツポーズする錦織(AP)
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 男子テニスのスイス室内第5日は28日、スイスのバーゼルで行われ、シングルス準々決勝で世界ランキング5位の第3シード、錦織圭(26=日清食品)が世界42位でリオデジャネイロ五輪銀メダルのフアンマルティン・デルポトロ(28=アルゼンチン)と対戦。過去4戦4敗と相性が悪い相手に7―5、6―4で初勝利を挙げ、準決勝に駒を進めた。

 リオデジャネイロ五輪のメダリスト同士となったこの試合は、第1セットは第10ゲームまで両者譲らずキープする展開が続いたが、第11ゲームで試合が動いた。デルポトロのダブルフォールトからチャンスをつかみ、錦織がブレークに成功。第12ゲームも奪い、7―5で先取した。

 第2セットは第3ゲームでブレーク。その後のサービスゲームを着実にキープし、相手に主導権を与えずストレート勝ちを決めた。

 準決勝では世界37位のジレ・ミュラー(33=ルクセンブルク)と対戦する。過去の対戦成績は錦織が2戦2勝だが、11年のウィンストン・セーラム・オープン以来約5年ぶりの対決となる。

 錦織は準々決勝進出で31日発表の最新世界ランキングで4位になることが確定。第1シードのスタン・バブリンカ(31=スイス)が世界72位のミーシャ・ズベレフ(29=ドイツ)に2―6、7―5、1―6で敗れたため、準決勝に進んだ選手で錦織が一番ランキングの高い選手となった。

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