松山 4ボギー何の10バーディー!初日66、2差3位

[ 2016年10月28日 05:30 ]

世界選手権シリーズ HSBCチャンピオンズ第1日 ( 2016年10月27日    中国・上海 余山国際GC=7261ヤード、パー72 )

松山のティーショット(AP)
Photo By AP

 第1ラウンドが行われ、松山英樹(24=LEXUS)が10バーディー、4ボギーの66をマークして首位と2打差の3位と好スタートを切った。谷原秀人(37=国際スポーツ振興協会)は1バーディー、1ダブルボギーの73で48位。64で回ったリカルド・カールベリ(29=スウェーデン)が首位に立った。今大会は78選手が出場し、予選落ちなしで争われる。

 世界ランキングで自身初のトップ10に入ったばかりの松山が、強豪ぞろいの世界選手権シリーズで早速存在感を示した。面白いようにカップにボールが吸い込まれ、78選手中最多の10バーディーをマーク。「パットだけ良かった。ここまで入ってくれるとは」と通算24パットという結果に頬を緩めた。

 出だしからギャラリーの歓声を浴びた。10番で「自分の中ではそんなに難しくなかった」という段越えの10メートルを沈めてパターを高々と掲げた。16番では7メートルをねじ込むなど次々にロングパットをねじ込んだ。ボギーを叩いてもすぐに取り返して、嫌な流れを引きずらない。最後は3連続バーディーで気持ち良く締めくくった。

 パーオンに成功したホールにおける平均パット数は1・167で全体1位と小技がさえ渡った一方で、ショットには不満が残った。フェアウエーキープ率は50%(46位)で、パーオン率も66・67%(35位)にとどまる。「1Wもアイアンもうまく打てていない」と満足していない。ただ、ショットが復調さえすれば「パットが良くなってきているので楽しみ」と第2ラウンド以降も爆発的なスコアが期待できる状態だ。

 今季日本ツアー初出場となった2週前の日本オープンを制し、自身の米ツアー今季初戦となった前週のCIMBクラシックは2位と好調が続く。日本オープンに続き、米ツアーでも今季初優勝への期待が膨らむが、「それは3日目を終わってから」と冷静に制した。まずは世界屈指の技術でコースに挑む。

 ▽HSBCチャンピオンズ近年の優勝者 12年=イアン・ポールター(英)、13年=ダスティン・ジョンソン(米)、14年=バッバ・ワトソン(米)、15年=ラッセル・ノックス(スコットランド)

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2016年10月28日のニュース