香妻陣一朗が首位発進 プロ4年目、姉・琴乃譲りの強メンタル

[ 2016年9月30日 05:30 ]

<東海クラシック・第1日>10番でティーショットを放つ香妻陣一朗

男子ゴルフツアー トップ杯東海クラシック第1日

(9月29日 愛知県みよし市 三好カントリー倶楽部西コース=7315ヤード、パー72)
 プロ4年目の香妻陣一朗(22=フリー)が5バーディー、1ボギーの68で首位発進した。姉・琴乃(24)譲りの強気なメンタルで臨んだ今季は約680万円を稼ぎ、賞金ランク72位。悲願の賞金シード獲得へラストスパートをかける。片岡大育(27=Kochi黒潮CC)らと計5人が首位に並んだ。

 最終18番、2・5メートルのパーパットを沈めた香妻はフーッと息をついた。「今日はあんなのばっかり。2、3メートルのパーパットがよく入ってくれた」。際どいパーパットを5度ほど沈めたほか、10番では10メートルのバーディーパットを決めるなどグリーン上でさえて68。自身2度目の首位でスタートした。

 14年からツアーを主戦場としているが、過去2年は賞金シード獲りに失敗。「これまで“シード権、シード権”と言っていたけれど、思った成績を出せていない。思い切って優勝すると言い聞かせた方がシードに近づく」と今季は目標を優勝に上方修正した。「目標は賞金シードではなく、優勝」と常々言う姉の琴乃と同じ考え方。厳しいツアーの世界でもまれた弟は、2年連続賞金シードを保持し、この日の日本女子オープンでも首位と5打差(31位)とまずまずの位置につけた姉の境地にたどり着いた。

 先週の下部ツアーでプロ初優勝を飾り、ゴルフは好調。現在賞金ランク72位だが、年間を通して出場できる“第1シード”の60位入りへ優勝だけを見据えた。

 ▼1位・片岡大育 前半はOKバーディーが2つあったし、一日通していいプレーだった。(3戦連続トップ10入りと好調を維持し、首位発進)

 ▼1位・宮里優作 クラブを半インチ短く持ってクリーンに打つことを意識した。先週から納得いくショットが打てているし、自分のやることを4日間やり続けられれば。(名古屋在住もあえてホテルに宿泊しゴルフに集中)

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2016年9月30日のニュース