万六建設の佐々木兄弟 2位通過もタイムは1位の中国ペア上回る

[ 2016年4月24日 05:30 ]

 カヌー・スラロームのアジア選手権はリオデジャネイロ五輪アジア最終予選を兼ねて富山市井田川カヌー競技場で開幕、各種目の予選が行われ、男子カナディアンペアの佐々木将汰、佐々木翼組(万六建設)は96・78点の2位、佐々木翼、佐々木優組(秋田県体協)は109・05点の5位で準決勝に進んだ。日本は男子カナディアンペアで五輪出場枠を得られておらず、今大会で1位になれば出場枠を獲得する。優勝ペアがそのまま五輪代表に決定する。各種目の準決勝と決勝は24日に行われる。

 男子カナディアンペアの予選に臨んだ万六建設の佐々木兄弟は、中盤で旗門に触れて減点され2位通過だったが、タイム自体は1位の中国ペアを上回った。兄の将汰は「緊張せずこげた。感触は良かった」と納得の表情だった。今大会のコースは距離が短くターンが多いのが特徴で持ち味の技術が生きる。中国勢は強敵だが、弟の翼は「パワーでは及ばないのでテクニックで勝負していきたい。2人の持っている力を出し切って最後の切符を獲りたい」と五輪出場へ意欲を燃やした。

続きを表示

2016年4月24日のニュース