ホーネッツがシリーズ初勝利 ポストシーズンの連敗ストップ

[ 2016年4月24日 14:54 ]

マイケル・ジョーダン氏

 NBAは23日にプレーオフ1回戦の4試合を各地で行い、マイケル・ジョーダン氏(53)がオーナーを務める東地区6位のホーネッツは地元シャーロット(ノースカロライナ州)で3位ヒートを96―80で下して1勝2敗。主力フォワードのニコラス・バトゥーム(27)は左足首の捻挫で欠場したが、ベンチから出たガードのジェレミー・リン(27)が18得点、先発した新人センターのフランク・カミンスキー(23)が15得点をマークしてシリーズ初勝利を挙げた。

 シャーロットに本拠を置くチームがプレーオフで勝ったのは、旧ホーネッツ(現ペリカンズ)が02年の東地区準決勝第3戦でネッツを115―97で退けて以来、12年ぶり。現ホーネッツの前身ボブキャッツ(04~14年)は2度出場したプレーオフの1回戦でいずれも4戦全敗で敗れており、新旧両チームを併せた“ホーネッツ連合”のポストシーズンでの連敗は12で止まった。

 ヒートのドウェイン・ウェイド(34)は17得点、ハッサン・ホワイトサイド(26)は13得点18リバウンド4ブロックをマーク。しかし第2戦まで58%を記録していたフィールドゴール(FG)の成功率は34%にまで低下した。

 東地区7位のペイサーズは地元インディアナポリス(インディアナ州)で2位ラプターズに100―83(前半57―42)で勝って2勝2敗。センターのイアン・マヒンミ(29)が自己最多の22得点を稼いで勝利に貢献した。

 このカードで今季3勝1敗だったラプターズはカイル・ラウリー(30)が12得点、デマー・デローザン(26)が8得点に終わるなど、今季の平均得点が2人併せて44・7に達していた球宴出場コンビが不振。3点シュートは2人で7本放ったが、ついに1本も入らなかった。

 西地区3位のサンダーは敵地ダラス(テキサス州)で6位のマーベリクスを119―108(前半57―48)で下して3勝1敗。ベンチから出たセンターのエネス・キャンター(23)が26分の出場時間でFGを13本中12本成功させ、このシリーズの第3戦で記録したプレーオフの自己ベスト(21得点)をさらに上回る28得点をマークした。

 ケビン・デュラント(27)は19得点。終了間際にはマーベリクスのジャスティン・アンダーソン(22)の頭部を手でたたき、フレイグラント2(過度の反則)を宣告されて一発退場となった。ラッセル・ウエストブルック(27)は25得点15アシストを稼ぎ、このカードは今季8戦7勝。ただし随所で両軍の選手がもみあいになるなど、このシリーズはプレー以外の部分で“ヒートアップ”している。

 2試合ぶりに先発したマーベリクスの主戦ガード、デロン・ウィリアムス(31)は開始早々に再び脇腹を痛めてダウン。今後の出場は絶望的となった。ダーク・ノビツキー(37)は27得点。プレーオフでの通算得点は3639となり、エルジン・ベイラー(元レイカーズ=3623)を抜いて歴代15位に浮上した。

 西地区5位のトレイルブレイザーズは地元ポートランド(オレゴン州)でクリッパーズに96―88(前半49―40)で競り勝って1勝2敗。ダミアン・リラード(25)が32得点、最も進歩した選手に与えられるMIPを受賞したC・J・マッカラム(24)が27得点をたたき出し、3季目のメイソン・プラムリー(26)は自己最多の21リバウンドをマークした。クリッパーズのクリス・ポール(30)は26得点。シックスマン賞を受賞したジャマール・クロフォード(36)も19得点を稼いで第4Q終盤で一時逆転。しかし土壇場でそのリードを守り切れなかった。

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