宮里藍、２打差５位に後退「流れが来ない長い一日」

第３ラウンド、５番でバーディーを奪い、ギャラリーの声援に応える宮里藍

　女子ゴルフのメジャー第１戦、ＡＮＡインスピレーションは２日、米カリフォルニア州ランチョミラージュのミッションヒルズＣＣ（パー７２）で第３ラウンドが行われ、首位から出た宮里藍は２バーディー、１ボギーの７１で回り、通算８アンダーの２０８でトップと２打差の５位に後退した。

　宮里藍とともに首位でスタートしたレキシー・トンプソン（米国）が６９をマークし、通算１０アンダーで単独トップに立った。世界ランキング１位のリディア・コ（ニュージーランド）、田仁智（韓国）ら３人が１打差の２位で続いた。

　７１で回った上原彩子は、通算２アンダーの３３位。大山志保、野村敏京も７１で、７４の宮里美香とともに４７位となった。

　▼宮里藍の話　流れが来ない長い一日だった。最後１８番のバーディーパットは大きな１打だった。１打縮めて終われたことは最終日につながる。また難しいコンディションになるだろうが、少ないチャンスをものにして、いい一日にしたい。

　▼野村敏京の話　バーディーでスタートできて気分良く回れた。パットの調子が上がってきた。最後は６６くらいを狙っていく。

　▼宮里美香の話　バーディーがないと１日が長く感じる。ショットは良かったが、パットがことごとく入らなかった。こういうラウンドはいらいらが募る。

　▼上原彩子の話　アンダーパーで回れて良かった。短い距離を外してボギーにした１７番以外、パットは良かった。特に１８番で３メートルが入ってバーディーで終われたので、次につながっていきそう。

　▼大山志保の話　アイアンの調子が良くチャンスはつくれたが、パットが全く入らず残念。でも、これでもフィーリングが戻ってきた方。最終日はスコアを伸ばすことだけを考えて攻めたい。（共同）