日馬富士 琴奨菊覚悟!「あすの一番は楽しみですね」

[ 2016年1月21日 05:30 ]

豪栄道(右)を押し出しで下した日馬富士

大相撲初場所11日目

(1月20日 東京・両国国技館)
 横綱・日馬富士は豪栄道を圧倒して1敗を死守した。頭から当たり、左を張って、懐にもぐり込むと、下から相手を突き起こして前進。迫力満点の連続攻撃で押し出し「集中できてました」と納得の表情だ。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)も「気合が入った、いい相撲だった」と称えた。

 取組後の支度部屋では珍しく入浴を後回しにして、結びの一番のテレビ放送を食い入るように見つめ、琴奨菊の全勝を見届けた。12日目はその琴奨菊との直接対決だ。「あすの一番は楽しみですね」。2年ぶりに優勝した先場所、1敗で追った13日目に全勝の白鵬を直接対決で引きずり降ろした時と状況は似ている。勝てば2場所連続優勝のチャンスが広がる大事な一番。「集中します。頑張ります」。短い言葉に力を込めた。

続きを表示

2016年1月21日のニュース