ピストンズ ドラモンドが珍し“新記録”、フリースロー23本失敗

[ 2016年1月21日 16:30 ]

フリースローの“失敗新記録”を樹立したピストンズのドラモンド(左)(AP)

 NBAは20日に各地で11試合を行い、ピストンズのセンター、アンドレ・ドラモンド(22)が珍しい“新記録”を樹立した。

 敵地ヒューストンで行われたロケッツ戦では123―114(前半56―47)で勝ってチームは23勝19敗。ドラモンドは17得点11リバウンドをマークした。しかしリーグ・ワーストのFT成功率が災いし、後半になると猛烈な反則攻撃を受けて四苦八苦。ロケッツのK・J・マクダニエルズ(22)は第3Q開始からわずか9秒間で5回の反則を意図的に犯し、ドラモンドを早々とフリースロー・レーンに送り込む下地を作った。

 結局21回もの反則(リーグ記録は22)を受けたドラモンドはFTを計36本(リーグ記録は39本)放ったものの成功はわずかに13本。23本の失敗はNBAのワースト記録となった。

 ドラモンドの昨季のFT成功率はリーグ最下位の38・9%だったが今季は35・5%にまで低下。リバウンド部門ではトップの成績(15・4)を残しているものの、プロとしてはあまりにも低いFT成功率は五輪代表選考にも何らかの影響を与えそうだ。

 一方、ロケッツはドラモンドへの“ハック攻撃”で勝機を模索したが白星にはつながらなず、連敗で22勝22敗。ジェームズ・ハーデン(26)は33得点17リバウンド14アシストで今季初(通算7回目)のトリプルダブルを達成したが、センターのドワイト・ハワード(30)は開始1分で左足首を捻挫してプレーを断念した。

 今季のオールスターゲームを開催するトロントを本拠にしているラプターズは115―109(前半56―62)でセルティクスを下し、今季最長の6連勝を飾って27勝15敗。デマー・デローザン(26)が34得点を稼ぎホームでは13勝6敗となった。

 セルティクスは3連勝のあと連敗を喫して22勝21敗。アイザイア・トーマス(26)が21得点10アシストをマークしたものの後半に試合をひっくり返された。

 西地区全体3位のサンダーは地元オクラホマシティーでホーネッツを109―95(前半52―45)で退けて6連勝で32勝12敗。ケビン・デュラント(27)が26得点、ラッセル・ウエストブルック(27)が27分の出場で16得点15アシスト8リバウンド5スティールをマークした。

 敗れたホーネッツは19勝23敗。18日のジャズ戦でチーム史上最多の52得点を挙げたケンバ・ウォーカー(25)は21得点に終わった。

 ウォリアーズは敵地シカゴでブルズに125―94(前半63―44)で圧勝して39勝4敗。ステファン・カリー(27)が25得点11アシスト7リバウンドをマークしてチームを引っ張った。次戦は22日。今季19戦全勝の地元オークランドでペイサーズと顔を合わせる。

 ブルズは24勝17敗。デリック・ローズ(27)は29得点、ジミー・バトラー(26)は23得点を記録したが第3Qまでに24点差をつけられて敗れた。

 <その他の結果>76ers(6勝38敗)96―87マジック(20勝21敗)、ウィザーズ(20勝21敗)106―87ヒート(23勝20敗)、キャバリアーズ(29勝11敗)91―78ネッツ(11勝32敗)、ニックス(22勝22敗)118ー111(延長)ジャズ(18勝24敗)、マーベリクス(25勝19敗)106―94(延長)ティンバーウルブス(13勝31敗)、キングス(18勝23敗)112―93レイカーズ(9勝35敗)、ホークス(26勝17敗)104―98トレイルブレイザーズ(19勝26敗)

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