安美錦 寺尾超え!新入幕から93場所目金星に「KY」

[ 2016年1月13日 05:30 ]

鶴竜(右)を押し出しで下す安美錦

大相撲初場所3日目

(1月12日 両国国技館)
 平幕の安美錦が横綱・鶴竜を押し出し、09年夏場所の朝青龍戦以来7年ぶり8個目の金星を獲得した。新入幕から93場所目での金星は、元関脇・寺尾(現錣山親方)の89場所を抜いて昭和以降で最長。家族を励みにして土俵に上がり続ける関取最年長力士は次なる目標として幕内在位100場所を掲げた。鶴竜が敗れたため、横綱大関陣の勝ちっ放しは白鵬と琴奨菊の2人となった。

 満員の国技館に座布団を舞わせて引き揚げてきた支度部屋。安美錦は「前にいつ獲ったのか覚えていない。忘れちゃったよ。DAIGO風に言うとKY」とニヤリとつぶやいた。記者がキョトンとすると、すかさず「金星(K)やったね(Y)だよ」と得意げな表情。続けて前日に北川景子と会見したDAIGOの「KSK(結婚してください)」の略語にも試みようとしたが「懸賞(K)で…。出てこないや。やっぱアイツ凄い」と本家への尊敬の念を口にした。

 さえていたのはトークだけでなく、土俵上の相撲勘。鶴竜が遅れ気味に立ったのを見て「先に先に動いた」といなして揺さぶる。巧みに回り込むと止まらず一気に土俵外へ押し出した。03年初場所に自らが引退に追い込んだ貴乃花に始まり、武蔵丸、朝青龍、白鵬、鶴竜と対戦した全横綱から金星ゲット。新入幕から93場所目の快挙は昭和以降で最長記録、37歳3カ月は5位の年長記録だ。

 家族にささげる金星だ。車の送迎や手料理を振る舞う絵莉夫人には「自分の時間を削って一生懸命頑張る嫁さんにちょっとは恩返しできた」と感謝。長女・友緑ちゃん(2)については「勝ったら喜ぶし負けたら俺以上に落ち込む。金星は分からないだろうけど喜んでるんじゃないかな」とはしゃぐ姿を想像。次女・公緑(くみ)ちゃん(7カ月)はさすがにどんな表情か分からないが、物心がつく頃に金星を獲りたい?と問われると「まだ結構あるよ、それ」とまんざらでもなさそう。家族の存在が何よりの励みだ。

 次の目標は「とりあえず天鵬を抜いてやる」と昨年引退した旭天鵬(現大島親方)の幕内在位99場所超えを掲げた。現在91場所。100場所を超える頃には次女も少しはパパの活躍が分かるだろうか。

 ▼鶴竜 立ち合いが全て。(1度待ったされた後の)2回目も見過ぎて遅れ、流れを悪くした。

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